輸入住宅に和の風味を足すのがベスト?

最近、豊田市でも輸入住宅が増えていますが、やはり和風には和風の良さがあります。それでも純和風の家というのはもう見なくなりました。縁側は素敵な場所ですが、今の時代ではエアコンなどで部屋の空調を整えるには外気が入り込んでしまったり、反対に部屋の中の空気が出ていってしまったりして良くないからかなと思います。

昔の涼しかった日本ではそういう暮らしが良かったのでしょうけど、今の日本の暮らしではそういう和風での住みやすさというのはなくなってしまったのかなと思います。生活様式もすっかり和風になってしまい、和服で生活している人なんていませんもんね。だから家も当然洋式になっていって、それを特別不思議だとは思いません。

ハウスメーカーのプランを見てみると、どうしても畳だけは欲しいという場合にはリビングに和室コーナーを作るという案が多いです。最初はマッチするのかなと思ったのですが、内装だけを見るのであればデザイナーの腕によって見事に合っていました。今は輸入住宅に和の風味を少し足すくらいが良いのかもしれません。

輸入住宅はエクステリアが弱い印象

個人的には輸入住宅もアリのですが、どうしても庭などのエクステリアが弱いかなと思ってしまいます。でもこれは和風の住宅にも言えることです。岡崎市に注文住宅で一戸建てを建てる時、どのようにしようかとても迷いました。
輸入住宅ならそれらしく海外にあって当たり前の庭が欲しいですし、もっと欲を言えばプールがついてそれを含め家という感じがします。和風なら、縁側からのぞく松の木などを見て和むことも含めて家、そんなイメージがあります。

ただ、土地が高いとか人口密集地では家本体を建てることだけに集中してしまい、なかなか現実的に庭まで確保するということが難しくなってきています。すると、輸入住宅でも狭小地に建てるタイプとして3階建てになったり、屋上ガーデンを作るというプランがあったりします。
だから現在の洋風住宅は海外の家をそのまま模したものではなく、日本が独自に発展させたものになるのかなと感じますね。今の日本に合った洋風住宅で、暮らしやすさや文化を考えたら本物そのままを持ってこられないのは仕方のないことかなと思います。